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ルネ鑑賞モニターレポート⑭3/5リー・リトナー&ジャパニーズ・フレンズ

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3/5(日)  リー・リトナー&ジャパニーズ・フレンズに寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。

 

思わずおおっと声が漏れてしまうほど、この日の会場はいつもと違って男性率が高かったです。それも、昔ちょっと音楽かじってました感漂う、ダンディで、ポマードの香りが似合いそうなオジサマ達。公演内容によって惹きつけられる人はこれほど違うのかと驚きを隠せませんでした。ちらほらと交じる若い男性は神保さん目当てでしょうか。
肝心の私はリー・リトナーさんもフュージョンも耳にした事はあるけれど、実のところ良く判らない有様。何枚かCDを借りて勉強してみたものの、実態は掴み切れず不安なまま当日に…。
そんな心配をよそに、爽やかな笑顔ですすーと舞台に登場したリトナーさん。ラフな感じでメンバー紹介、するりと曲が始まります。リズムに乗って、ピアノやヴァイオリン、サックス、ギターが入り乱れての熱~い演奏。指揮者がいるオーケストラと違って、曲をまとめ上げる人はおらず、それぞれが互いの演奏を尊重し合いながら、時には息を合わせ、曲を盛り上げていく。誰もが主役で、誰もが脇役。気負いがなく、のびのびと自由でおおらか。初めて目にするようなドラムの叩き方や、ギターとは思えないような音にはびっくり。皆さん始終笑顔だったのも印象的でした。
様々な楽器を持ち寄って、集まった今日のメンバーで、この瞬間にしか出せない音で曲を作っていく。どんな音楽が飛び出すか判らないワクワクのライブ感がフュージョンの真髄なのかなと感じました(違っていたらごめんなさい)。既に完成された音楽が収まっているCDを聴いているだけでは全く想像できない世界でした。
客席では曲に合わせ、気持ちよさそうに体を揺らしている方が目立ちました。もしかしたらそのまま舞台に飛び乗って踊り出す人がいても、文句をいうどころか、逆に笑顔で迎え入れてくれるのでは…という気がするほどアットホームな雰囲気(リトナーさんはホームパーティと呼んでいました!)溢れるコンサートでした。
2時間休憩なしでしたが、丁度良い長さだったと思います。ただ帰り際、座席が小さめで硬く、お尻が痛くなったとぼやいている男性の声を耳にしました。
(50代女性モニター、1階席中央で鑑賞)

 

「今度、ルネにリー・リトナーって人の演奏を聴きに行く」と家族に告げると、「え!リー・リトナーって大物だよ。小平に来るんだね。すごいね!」と驚いていました。ジャズ好きの私はその延長で、ジャパニーズ・フュージョンについては多少の興味ありましたが、フュージョンブームの大家と言われるリー・リトナーについては恥ずかしながら何も知らなず・・・フュージョンでリラックスできるといいなぁ、というくらいの軽い気持ちで会場に足を運びました。
当日の会場は、前回のフォレスタコンサートが70代80代のご年配の方が多く見受けられたのと打って変わり、50代前後と思われる男性ファンが多く詰めかけていました。私が鑑賞した座席は1階席後方左側でした。
演奏が始まると、リズム感が心地よいスローテンポな曲と技巧極まるアップテンポな曲が交互に繰り広げられ、フュージョン特有の「聴きやすさ」とエネルギッシュなパフォーマンスに魅了されました。リー・リトナーの安定した演奏もさることながら、オトマロ・ルイーズのキーボードも巧みで、メンバーを実力派で脇を固めた印象を得ました。神保彰のドラムスも本田雅人のサックスも、一つ一つがギターに負けていない!
安定したフュージョン・ギターに花を添えたのは寺井尚子のヴァイオリン。私にとって「寺井尚子デビュー」でもあったのですが、情熱的で完璧な演奏とそのチャーミングな美貌(!)にため息が出ました。彼女のジャズライブもぜひ聴きに行きたいです。
メンバーそれぞれの個性が存分に楽しめた今回のコンサートに、会場を訪れた聴衆も聞き入っていました。
(30代女性モニター、1階席後方で鑑賞)

 

リー・リトナーがステージに現れギターで軽快なメロディーを奏で始めると、まるでアメリカ西海岸から一陣の涼風が吹いてきたかのようにリー・リトナー・ワールドに引き込まれ、休憩なしの2時間にわたる公演にもかかわらず時間が過ぎるのを忘れてしまいました。
彼の40年前の初期の代表作「キャプテン・フィンガーズ」をはじめ数々の名曲が演奏されましたが、この曲名が彼自らの愛称として親しまれるほどの卓越したギター演奏テクニックを今日も披露してくれました。
「リー・リトナーが小平に来る」というニュースが昨年の今頃ルネこだいらから発信されたときは、正直半信半疑でした。1970年代、ジャズの世界である広がりを見せる動きがあったときに、リー・リトナーはクロスオーバーとかフュージョンといわれる新しいカテゴリーを創り出す中心にいた人物のひとりで、ジャズギタリストの巨匠でもある彼がまさか小平に、と思うのは私だけだったでしょうか。
すっかりやさしいおじさんになったリー・リトナーが、ジャパニーズ・フレンズである日本のジャズプレイヤーたちと共演して、小平の空気に溶け込んでいたのはとても微笑ましいものでした。彼と共に年を重ね、彼のサウンドが人生のいろいろなシーンでBGMのように寄り添ってくれ、そして今日ルネこだいらで一緒に楽しいひとときを過ごせたことは幸せです。
(60代男性モニター、1階席中央で鑑賞)

3/5「リー・リトナー&ジャパンニーズ・フレンズ」の公演詳細は、こちら