2020年度ルネ鑑賞モニターレポート⑧「千住真理子&横山幸雄デュオ・リサイタル」

2021年3月6日(土) 千住真理子&横山幸雄デュオ・リサイタルに寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。
入場時の消毒・検温、マスク必須のコロナ対策は変わらねど、収容人数の半分の観客ながら隣りの席同士で開演前に穏やかな会話が交わされ、去年と空気が違った。少し和んだ雰囲気だったのは、春のせいかこの華やかなプログラムのなせる業か?

大好きな、バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」から始まったヴァイオリンとピアノの演奏に、目を瞑るとここが小平であることを忘れ、音楽の世界へ。
がしかし、曲間のトークでお二人が、小平市に在住していた著名なヴァイオリニスト江藤俊哉氏つながりで当市に所縁がおありで、千住さんは12歳の頃からレッスンに通いなれた場所である、と披露してくださった。マスク越し(演奏中は外して)でも江藤氏を偲ぶ千住さんのご様子が伝わる。

去年は千住さんのデビュー45周年、今年は横山さんのデビュー30周年。それぞれのメモリアルイヤーだったのに、大変残念なことにこのコロナ禍で多くのリサイタルが中止や延期になってしまった。この舞台も去年の6月の公演が延期になったものだ。
バッハとベートーヴェンの世界へいざない、ラストへ心地よい疾走感で駆け抜けた演奏に、場内がありったけの拍手を送ったのだった。

9ヶ月を経てリサイタル開催にご尽力くださった奏者や会場スタッフの皆さま、本当にありがとうございました!
(50代女性モニター)
国内トップアーティスト同士の公演ということで、開演から一貫して大変息の合ったプログラムを堪能することができました。プログラム内容に聞き覚えのある楽曲が多かったことも幸いでしたが、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ2番のように一般にはあまり知られておらず、私自身も聴いたことがなかった楽曲を当時の作曲家背景を交えて横山さんが解説してくださったのは大変興味深かったです。

この他にも千住さんの師である江藤氏が生前小平市在住であったこと、師の名を冠したコンクールも開催されていた歴史等を初めて知ることができ、都心からもほどよい距離のこの地により一層の文化が根付く可能性について改めて思いを馳せました。そのためか客層の年代に30代前後の若年層がほぼ見られなかったのが少々気になるところです。緊急事態宣言下での日程変更等影響した可能性も否定できませんが、せっかくのウイークエンドなのでより幅広い年代層の方に聴いていただきたいという思いを強くしました。この点については改めて後日の意見交換会で話し合えればと思います。

結びに、私にとっては今回がモニターとして参加できる最後の催事であり、年間を通してこれまで様々な演目を見聞きできたことは大変貴重な経験でした。
このような機会をいただけたことに深謝しております。どうもありがとうございました。
(40代女性モニター)
3月6日 千住真理子&横山幸雄デュオ・リサイタルの詳細は、こちらのページをご覧ください。
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