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29年度ルネ鑑賞モニターレポート③「諏訪内晶子&ボリス・ベレゾフスキー デュオ・リサイタル」

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6/30(金)「諏訪内晶子&ボリス・ベレゾフスキー デュオ・リサイタル」に寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。

とても楽しみに、心待ちにしていた演奏会でした。
一週間以上たった今も、演奏会後に買ったお二人のサイン入りCDを繰り返し聴きながら余韻に浸っています。生の音の記憶を心のどこかに置きながらお二人のヴァイオリンとピアノの音の一つ一つを味わっています。
私は、クラシック好きになってまだ日が浅く、拍手の場所を間違えてしまうような初心者です。そもそも生の演奏を聴くようになったきっかけは、昨年秋にルネこだいらで催された千住真理子さんの演奏会でした。それからいろいろなコンサートに出かけるようになり、ボリス・ベレゾフスキーさんも、一か月前、交響楽団との演奏を聴いていました。
クラシックを好きになったきっかけのヴァイオリンの音色と、記憶に新しいボリス・ベレゾフスキーさんのピアノがまた聴けると思うとわくわく感でいっぱいでした。
演奏会に行くようになったといっても、あまりいい席で聴いたことがありません。今回前方の席に初めて座ったのですが、本当に音をすごく近くに感じ、驚きました。諏訪内晶子さんが、まず一音、すっと弓を弾いたところで、ぐぐっと引き込まれる感じがしました。演奏会で音楽を聴くとき、自分の状態がいいと深く音楽を味わうことができたり、逆によくないと集中できなかったりすることがあるのですが、そういったことを超えての迫力、力を感じました。
諏訪内さんの演奏は、強くて、のびやかで、音が澄んでいて、思考を超えた深いところに訴えかける音であると同時に知的で前衛的な感じもします。特に、高音が本当にきれいで、ヴァイオリンは弦のかすれたような音が混じるのが特徴というイメージがあったのですがそれがなくて、今までに聴いたことのない不思議な演奏という印象も持ちました。
演奏された曲目では「ヤナーチェクのヴァイオリン・ソナタ」が、諏訪内さんのヴァイオリン演奏にあっていて素敵だなあと感じました。
また、ピアノとのデュオという点では「R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18」が最高でした。今回はヴァイオリンが主役という感じで、ピアノに関しては少し物足りなさを感じていたのですが、プログラムの最後のこの曲は、まさにお二人の「競演」というにふさわしく、感動して、手が痛くなるくらい握手をしてしまいました。ボリス・ベレゾフスキーさんの、顔を紅潮させ、手を跳ね上げるようにして鍵盤を叩く熱演も素敵で、大変満足でした。
演奏会全体の印象として私が感じたのは「かっこいい」です。
とても楽しみにしていたお二人の演奏はかっこよく、期待を裏切らない素晴らしいデュオ・リサイタルでした。
(40代女性モニター、1階席前方で鑑賞)

 

開演19時。真紅のロングドレスをまとい颯爽とした足さばきで諏訪内晶子さんはステージに立った。
その傍らに大柄の熊のようなボリス・ベレゾフスキーは満面の笑みで立っていた。
1曲目。ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第5番へ長調op24「春」。ピアノのそよ風のような優しい調べ。その音色をリードするようにヴァイオリンの澄み切った高音。1714年製のストラディバリウスの天上に届くような音色。
次のヤナーチェクのヴァイオリン・ソナタは強い色調。その時、ルネの大ホールの音響設備の素晴らしさを痛感させられた。
20分の休憩中、混雑するトイレへのスタッフの誘導が効果的だった。
後半の二曲はそれぞれ特徴があり、大いに堪能した。
ただ、ピアノの手の運びがヴァイオリンと重なり見えにくいのが残念だった。
アンコールに5回も応えてくれ、贅沢な梅雨の間の夕べとなった。
(50代女性モニター、1階席中央で鑑賞)

 

”大きな体に太い指“から紡ぎだされる繊細で軽やかなボリス・ベレゾフスキーのピアノと、”小柄で華奢な諏訪内晶子“が弾くストラディバリウスの深く力強い音色のコラボに魅了されたコンサートでした。
「ベートーヴェン・シュトラウスのクラシック曲目」に加え、「ヤナーチェク・プロコフィエフの20世紀作曲家達」の夢想的幻想的なヴァイオリンソナタが演目で、とても興味深かったです。
おまけにアンコールで演奏された5~6曲の小品の数々は、ストラディヴァリウスの音色の特徴が純粋に楽しめて、観客みんな大喜びでした。300年の時を経た楽器とは思えない力強く深い深い音色を発するストラディバリウスに改めて感動しました。
観客席はほぼ埋め尽くされていましたが、やはり年配者の方々が多く、「せっかく金曜の夜間のコンサートなのに、もっと若い学生やお勤め帰りの方々が来てくれたら・・・」と少し残念でした。
(60代女性モニター、1階席中央で鑑賞)

 

6/30「諏訪内晶子&ボリス・ベレゾフスキーデュオ・リサイタル」公演詳細は、こちら