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30年度ルネ鑑賞モニターレポート⑩「1hourコンサート第1夜 舘野泉~奇跡のピアニスト」

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10/12(金)1hourコンサート第1夜 舘野泉~奇跡のピアニストに寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。

 

舘野泉さんを紹介するプロフィールの中で「鍵盤詩人」という言葉がとても印象的でした。
舘野さんは82歳、左手のピアニストです。左手だけでピアノを演奏するということはどういうことだろうかと考えてみました。きっと曲を作る上でも、演奏する上でも難しさや制約があるであろうと想像します。この日演奏された曲のほとんどは、舘野さんのために作曲されたものでした。国内外の数多くの作曲家が、舘野さんのために沢山の曲を作り献呈していることに驚きました。きっとその音楽性やお人柄の素晴らしさによるものではないでしょうか。
演奏された曲は、わたしが初めて耳にするものが多くとても難しいものでした。しかし、曲風の異なるものがうまく散りばめられていて、ピアノの音はとても表情豊かでした。風景や感情、気持ちを音楽・楽器で表現するということはこういう事なのかと思いました。まさに「鍵盤詩人」です。左手である、両手であるという事はあまり関係ないのかも知れません。
今回は第1夜、次回第2夜はヴァイオリンとのデュエット、第3夜はアンサンブルのようで、それも楽しみです。
今回の演奏会では、開演前のアナウンスのほか、場内を回っての声掛けが徹底していて、開演中に携帯電話の着信音が鳴ることもなく良かったと思います。客席に着くと携帯電話の電源を切るという最低限のマナーが自発的に守られるようになるといいなと思います。
(60代女性モニター、1階席で鑑賞)

 

開演15分前頃に各フロアの入り状況は、2階の後方を除き販売が出来ている印象で、観客で埋まっていました。フジコ・ヘミングさんとの客層の違いはありありで、今回は若くピアノを現役で弾いていると思われる方、小・中学生で明らかにピアノを習っている子供が先生か親に引率されて目と耳で勉強に聴きにきている、そんなグループが多くみられたのが特徴です。
また、車椅子で参加される方の多さも目立ち、温かさも感じる公演でした。
最初に名曲バッハのシャコンヌから演目は開始されたが、左手のみというハンディキャップを感じさせないメロディーをしっかりと歌いこむ流石ブラームスの編曲もさることながら、見事なパフォーマンスに心を揺り動かせられた。この曲以外は馴染みのない曲でしたが、左手で演ずるという大きなテーマに基づく作曲、編曲は大変な作業であろうと思わずにいられません。次回第二夜のピアソラをどう表現されるのか、大いに期待をするところです。
アンコールのスクリャービンは目を閉じて聴いた時、両手で弾いているかのような音の豊かさを感じました。
今年のピアノプログラムの最初はフジコ・ヘミングさんの年齢を感じさせない、淡々とした演奏にアーティストの命の炎を観客が自らの心に刻み、人間の尊厳を再確認させた素晴らしい公演であった。また今回の舘野さんは不自由な状況下でも、音楽の本質を左手のみで心に響く音を奏でる技を磨きあげたことへの気高さを感じ、観客に感動の渦をつくりあげた。いずれも数千人の観客が家路につきながら多くのものを持ちかえったと思われる感銘・感動シリーズとなっていることは事実であろう。
携帯電話も鳴らず、所持物の落下音も少なく、飴しゃぶりのための包装紙のパリパリ音も無く心地良い一時間コンサートであったことは幸いでした。
(70代男性モニター、1階席で鑑賞)

 

・開場前数十人が既に並んでいたが、3ヶ所も入口があったのでスムーズに入場出来た。
・今回のような前から4列目の席は初めてで、少しステージを見上げる感じでピアノの鍵盤は見えないが、ピアニストの表情、仕草は良く分かる席だとわくわく感がわきあがる。
・1曲目シャコンヌは、ピアニスト自身が「弾いていると精神が研ぎ澄まされて、身体がそれに動かされていくのを感じる」と語っているような内容で思わず引き込まれてしまう。
・2曲目からはピアニスト自身が説明をしてくれる。アイスランドの風景は、風や光等を音楽を通して感じる事が出来る。アイスランドの人々は世界で1番いい国と語っているそうだが、その素晴らしさを多少なりとも感じる事が出来る。
・3曲目の1枚の紙と5本のペンは、アイスランドの風景と違い現代的な曲で力強いタッチと、上半身を大きく傾けて弾く姿に感動する。
・4曲目の天界飛翔は、天国から自分達のことを見ているとの説明の通りで、余韻が残る曲である。
・ラスト5曲目は、オルフェウスの涙で曲名の意味を解説してくれてから聴けたので、思いを馳せながら鑑賞出来た。
・既に1時間を超えているにも関わらず、アンコールで2曲ものサービス。中でも最後の赤とんぼは編曲が大変素敵で、この秋の季節にぴったりで感銘を受けた。85分に及ぶ演奏は圧倒的であり、感動的でもあった。
・舘野泉さんの演奏を鑑賞するのは今回初めてであったが、その演奏内容も素晴らしかったが、舘野泉さんというひとりの人間としての揺るぎない信念とひたむきな姿にとても感動した。
・終了後CD売場には多くの人が殺到し、混乱していた。並ばせるか、スッタフを増やすか、事前に業者への指導をすべきだと思う。
・1hourコンサートはとてもいい企画だと、初めて鑑賞して思った。
(60代男性モニター、1階席前方で鑑賞)

 

10/12 1hourコンサート第1夜 舘野泉~奇跡のピアニスト公演の詳細は、こちら