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30年度ルネ鑑賞モニターレポート⑪「秋風が誘う能・狂言鑑賞会」

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11/11(日)秋風が誘う能・狂言鑑賞会に寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。

本格的な邦楽芸能の鑑賞は今回が初体験であります。日本人でありながら能・狂言に接する機会に恵まれず現在に至っています。何か難しい専門的な芸能分野と勝手に決め込んでいた様です。今般の鑑賞モニターに選定されたメリットと考えております。
今回は前段が『狂言』後段が『能』と言うプログラムでありました。
しかし各々の事前に解り易い解説が入り基本的な流れが事前につかめた為鑑賞には実に有意義に機能しました。この解説付きプランは最高に良かったと思います。立案者に感謝です。
そもそも 能と狂言の違いが解らない者にとって本当に楽しく鑑賞出来るのか心配でしたが杞憂でありました。小生の理解では『狂言』は会話のやり取りが主体の面白さであり又『能』は笛 鼓  掛け声等鳴り物入りの所作と会話と華やかな動きの楽しさであると自己解釈しました。食わず嫌いは何の進歩も無いと反省です。
舞台の簡素化と機能的な造りに感心しました。必要最小限の仕掛けで幅広い表現を描く仕掛けはどのように築かれて来たのか知りたくなりました。
又舞台の進行も最初に担当者が定位置に並び演技が始まり舞台が終了すると部署毎に退出し最後は無人の舞台となる等驚く事ばかりでした。どこの場面で拍手声援して良いのか迷ってしまいました。無から始まり無で終る精神なのでしょうか。
今回は2階席で俯瞰して見る鑑賞となりましたが衣装の華やかさ・美しさに魅了されました。演技中の早変わりも素晴らしい技術です。演者もさることながらそれを支える仕事人の巧みさが光りました。
(70代男性モニター、2階席で鑑賞)

私にとってはじめての能・狂言の鑑賞となりました。あまり知識のない能・狂言ですので理解できるだろうかと少し不安に感じながら会場に向かいました。今回は日曜日ということもあり、ご夫婦で来られている方々が多く見受けられました。ご夫婦で古典芸能を鑑賞するなんてとても素敵だなあと思いながら席に着きました。
演目が始まる前の能・狂言の解説は初心者の私にとって、とてもわかりやすくありがたかったです。解説のおかげでより作品を楽しむことができました。特に狂言はもう一作品観たかったです。能は慣れていないので難しいですね。もっと知識があればより楽しめるだろうにと思いました。でもこうして身近なルネこだいらで観ることができるのはとても嬉しいことです。堅苦しく考えがちな古典芸能ですがこのような機会があると気軽に楽しめます。ホールに書籍やグッズの販売があるのも良かったです。普段は手に取らない本等も多くありましたのでとても興味深かったです。
帰り道、紅葉が始まろうとしている木々を見ながら能・狂言を思い出していました。そして今、早速本を読んで知識をつけているところです。これを機に古典芸能に接する時間を増やしていけたらと思っています。次回もぜひ鑑賞したいと思っています。
(40代女性モニター、1階席前方で鑑賞)

人気プログラムの筆頭クラスであり、動員力は流石というしかありません。
超人気の野村三世代総出演という話題性もさることながら、テーマとして狂言の演目が新酒の出まわる秋、そして能は今時の風物詩である紅葉狩、という季節性を味わえるものであったことが程良く体と心をひきつけるキーポイントになっていた。
また、客層の幅広さは注目されうるところであり、個々の観客の醸し出す独特の雰囲気がこれまた古典芸能のもつ高貴ともいえる雰囲気と不思議なシンクロ感を感じた。そのひとつは和服で来館する姿が見事に和ませるところであり、舞台と客席の一体感という面で何とも言えない素敵なムードが漂っていた。あたかもお茶会かお香の会に参加しているかの心持ちにさせていたのだ。
一方演目に関し村尚也さんの楽しく分かりやすい解説で本題に入り、配布された解説書とあわせてみれば、古典芸能という距離感のあるジャンルが一段と手元に引き寄せる存在になっていた。ビックリしたことは前の観客が、手元の詞章を見ており、舞台の舞を見ていなかったことである。このような鑑賞方法もあるのかな、とも思いましたが折角の舞台での演出、見事な衣装、夫々演者の技を五感で味わない鑑賞手法に戸惑いを禁じえませんでした。勿論一部の観客がということです。聞き取りにくいセリフを文章で確認し、物語の推移を味わうということでは理解できるところではありますが。
大ホールでの狂言・能としての演出は演者の声も十分拾っていましたし、ステージ正面側面のライトも適正な工夫がされており、大人数のさばき方として十分こたえている。
日本の文化、伝統芸能の継承にルネが一躍担っているという実感を持つことができうる舞台であった。ただ一つ、後方・二階席の観客のための演出として、今回の侍女の絢爛豪華なる衣装と面をロビーに警備付きで展示することを交渉により是非実現して欲しい。より身近な存在として、好評な狂言・能シリーズが更に充実するものになることは明らかです。
衣装と能面は芸術品であり、それがまぢかに見ることができれば、それは観客としては美術工芸品の鑑賞もできることになり大きな喜びであり、また近隣他館との差別化にもなりうるところではないでしょうか。
(70代男性モニター、1階席前方で鑑賞)

11/11 秋風が誘う能・狂言鑑賞会公演の詳細は、こちら