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30年度ルネ鑑賞モニターレポート⑭「前橋汀子ヴァイオリン・リサイタル」

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2/16(土)前橋汀子ヴァイオリン・リサイタルに寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。

2月のこの季節にしてはとても暖かく穏やかな天候のなか、心も晴れやかにルネこだいらへと向かいました。世界で活躍される前橋汀子さんのヴァイオリンが聴けるとあって、会場は満席でした。オープニングの第1曲目はエルガーの「愛の挨拶」。やさしく美しいメロディーで広く親しまれている曲です。始まる前、初めて聴く前橋さんのヴァイオリンはどんな音がするのだろうかとやや緊張気味に身構えていましたが、さわやかなメロディーと音色で曲が始まると、とても自然に緊張がとれたような気がしました。2曲目はこの日のメインプログラム、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第9番です。技術の高さにまず驚きますが、一音一音に魂を込めて大切に弾かれているのがよく伝わってきて感動しました。身体全体で華やかに力強く表現されるのだなと思いました。
後半は親しみのある小品の数々で、どれもよく知っている曲でしたのでとても楽しめました。メロディーの美しい曲、テンポの変化が楽しい曲、超絶技巧にうっとりする曲、どの曲も素晴らしい演奏でした。深く重厚な音色が印象的で私は大好きでした。
前橋汀子さんは10代のころからひとり海外に留学され、旧ソ連・アメリカ・スイスと各地でヴァイオリンの勉強をされたと聞いています。以来常に最前線で活躍され、今も各地でコンサートやリサイタルでご活躍であることは素晴らしいことです。今回ルネこだいらで聴けたことは本当に幸せでした。この日プログラムの終了後も「ブラボー」の声と拍手が鳴りやまず、何度もステージに戻って来て下さり計4曲もアンコールを弾いて下さいました。感謝です。
(60代女性モニター、1階席後方で鑑賞)

 

・開演前スタッフがボードを持ちながら携帯電話の電源切るよう客席内を移動していたが、今回は黙ったままボードを見せるのではなく、同時に声かけながら注意していたのが良かった。ボードだけでは見てない人もいるので両面作戦の方が有効であると感じた。プログラムやパンフレットの音についても休憩時に声かけしていたのは良かった。今回の演奏は特に注意が必要である。
・今回も近くで座席を間違え移動した人を数人見かけた。本人の不注意でもあるが、前回も指摘したが座席背もたれの座席番号表示が見にくい。会場内は暗く高齢者も多いので改善すべきだと思う。
・今回の席は前橋さんとピアニスト松本さんの顔が良く見えるので、二人の表情や動きがパワフルに伝わってきた。
・1曲目の愛の挨拶は知っている曲で楽しみにしていたが、思わず引き込まれてしまう演奏内容であった。
・2曲目のクロイツエルはエネルギッシュで力強い演奏に圧倒された。
・6曲目の愛の喜びも楽しみにしていたが、リズミカルで優雅さを感じた。
・最後のツイゴイネルワイゼンは今回最も楽しみにしていたが、期待以上の演奏で、第3部はまさにプロの技を見せつけられた。
・アンコールで4曲も演奏してくれ前橋さんのサービス精神旺盛な点に脱帽するのみでした。最後に観客が手を振ると手を振って応えている姿を見て大変親近感を覚えた。
・演奏後帰路に着く観客の会話に「楽しかった」「素晴らしかった」等の声があった。私もそのひとりでした。
(60代男性モニター、1階席後方で鑑賞)

 

モニター最後の演奏会に参加しました。ネームバリューがあり、2階席も埋まりほぼ満席の状況でした。前橋さんクラスですと、席は埋まって当然とみられますが注目度は流石。
演奏は小品集で構成されており、観客も親近感一杯でステージに目と耳が集中していました。
一部の出だしは”愛の挨拶”で優しく観客をひきつける、そんな演出を感じました。伴奏は抑制的で、前橋さんのメロディーをフルに引き出す奏法で好印象をうけました。但し次の”クロイツェル”は前橋さんが伴奏者に合わせろてよ!というようなピアノに向かう奏法があり、やや気になりました。
そんなせいか、二部の出だし”わが母の・・・”は名器「ガルネリ」の音が鮮やかに、誇らしげな音色に変ったな、と感じたのは私だけだっただろうか。他の曲にミス奏法があっても、その対処の仕方は流石プロの振る舞い。全体の流れでホワリと包み込む技は一流です。
音づくりに対しては、物凄く神経質で有名な前橋さんですが、観客に対してはそれはそれは優しく接する姿を見て、叙勲を受けた音楽芸術家としての大成した女王的な風格さえ感じました。
アンコールを笑顔で4曲演じてくれるサービスマインドは、観客の拍手の大きさと掛け声で醸し出されたもののみならず、演奏家としての前橋さんが観客に寄り添う姿勢をみせていただいた高感度溢れる演奏会でした。
最後に、一年間とても良い席を有料観客席としてではなくモニター席としてセットして頂きましたことに感謝申し上げます。それに比して、毎回辛口レポート内容でお答えするという失礼千万なお返しを繰り返したこと、まことに申し訳なく思いますが、こんなことを感じながら来ている観客がいるのだというサイレントマジョリティとして率直に文字にしてみました。今後も友の会の一会員として、ルネらしい高品質で、楽しく、また他ではやっていない斬新さ溢れる催しの開催を一観客として期待して止みません。
一年間ありがとうございました。
(70代男性モニター、1階席で鑑賞)

 

2/16 前橋汀子ヴァイオリン・リサイタルの詳細は、こちら