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2020年度ルネ鑑賞モニターレポート⑦「ランチタイムコンサート カウンターテナーの魅力」

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1/21(木)ランチタイムコンサート カウンターテナーの魅力に寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。

 

「もっと気軽に音楽を…。」が趣旨の「ランチタイム・コンサート」へ行ってきた。題名通り、「カウンターテナーの魅力」を感じ知ることができるプログラムだった。
最初の曲は、観客への挨拶のように思った。次に、2曲の「アヴェ・マリア」。上へ向かって、まっすぐ伸びていく声の広がりに思わず、聴き入ってしまった。そして、ピアノソロ。チェンバリストとして、バッハの曲を取り入れた「美しき青きドナウ」。会場の空気が少しずつ変わっていく気がした。
後半は、トークから始まった。曲への思いや、自分で選んだカウンターテナーへの道のりを、さりげなく語っていた。京都弁の軽い口調の中に熱意を感じた。「カウンターテナーの3つの条件」をきいて、人間の声は神秘的でおもしろいなと感動した。最後の曲「この胸の高鳴りに」を聴いていると、歌声が素直に胸の奥まで満たしてくれる気がした。もちろん、歌詞(イタリア語、ポーランド語)はわからないが、歌声の伸び・艶・透明感などは、心地良く伝わってきた。
コロナ禍の中、昼のひとときを音楽と共にゆったりと過ごせて、とてもうれしかった。
(60代女性モニター)

 

今回のコンサートの感想は、「音楽の素晴らしさ」と「観客のマナーの悪さ」の二点です。
コンサートは、非日常的なもので、ちょっと気取って行くところだと思っていました。しかし、今回のコンサートの観客の態度はあまりに酷いものでした。行列の先頭に割り込む。歌手が舞台に上がってもまだ大声で話す。曲の合間にもペチャクチャ喋る。分散退場を無視し、係を罵倒しながら出ていく。彼女たちは、日常的な行動をそのままコンサートに持ち込んでいるのでしょうか。とても情けなく感じました。コロナ対策以前の問題です。
さて、カウンターテナーは、メゾ・ソプラノやアルトの音域を歌う成人男性歌手のことです。村松さんも、本来はバリトンを歌う声帯を持っているそうで、裏声(ファルセット)と地声の境目を無くすように心がけ、普段の会話も高めの声で話しているそうです。アルトに比べて、明るく力強い声になるのが特徴だそうです。確かに「アヴェ・マリア」は違うような感じがしました。また、カウンターテナーの技術が非常によく使われている曲としてヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」とロッシーニのアリア「この胸の高鳴りに」が紹介されました。ビブラートやコロコロ転がるような発声の素晴らしさに感嘆しました。
そういうカウンターテナーの蘊蓄や技巧も興味深かったのですが、何よりも感動したのは、高田三郎の「くちなし」という歌でした。ジャンルも技術的なことも関係なく、ただただ歌詞やメロディーが胸に響きました。会場全体に何か違うスイッチが入ったようでした。歌い終わった後、村松さんがこの曲は大切にずっと歌っていきたい曲だと明かした時は、そういう想いが現れていたのだなあと感銘しました。
ランチタイムにちょっと素敵な音楽を楽しみ、その余韻に浸って、心のゆとりを持ち、せめてその日一日だけでも気品ある行動をできればと切に思います。
(50代女性モニター)

 

1/21 ランチタイムコンサート カウンターテナーの魅力の詳細は、こちら