2025年度ルネ鑑賞モニターレポート①「サロンコンサートVol.159 次田心平 テューバ・リサイタル」

2025年4月30日(水)「サロンコンサートVol.159 次田心平 テューバ・リサイタル」に寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。
自分は普段、クラシック音楽はオーケストラやピアノ、声楽などしか聞きにいかず、金管楽器は25年以上前にセルゲイ・ナカリャコフさんの演奏会に行ったくらいで、テューバソロの曲目も音色も想像がつきませんでしたが、結果的には楽しめました。
まずテューバの音がおなかに響いてとても迫力がありました。これは前から2列目で直接音が届いたので感じることができたものでもあると思います。
次田さんのお話も気さくな様子で観客に質問するなど距離感が近く楽しいものでした。 このようにあまりなじみのない楽器の場合はとっつきやすさも重要だと思います。また、ピアノの技術の高さにも圧倒されました。表現もオーケストラのように豊かで特にスターウォーズの演奏は圧巻でした。
プログラム構成については第1部にテューバのためにつくられた曲があり、その楽器の特徴や良さがより伝わる内容でした。第2部はよりくだけた感じで楽しめて親しみのある曲目でしたので構成的にもよかったと思います。
若草色のプログラムの紙も目に優しく、文字のフォントもちょうどよく見やすかったです。
ホールの案内スタッフが開場直後は一人もホール内にいなかったので、1人配置してもいいのではと思いました。席がわからない人への案内や勝手に写真を撮影している人への注意が無いのが気になりました。

(40代女性モニター)
クラシックの鑑賞は子供の部活動の吹奏楽部演奏会を除いてはバイオリンコンサートに続いて二度目となります。
席は中ホール後方ブロックでしたが段差があり見やすかったです。プロの奏者のリサイタルということで少しの緊張がありましたが、次田さんは演奏曲について説明してくださり知っている曲もあったことからクラシック音楽についての知識が無くても楽しむことができました。
テューバの低音で重厚な音色はとても素晴らしいものでした。ピアノの松下さんとのスターウォーズ組曲はお二人とも楽しそうに演奏されていてこちらも楽しく幸せな気持ちになりました。あっという間の二時間でしたが曲の間のお話しも楽しく次田さんのお人柄が表れていたのではないかと感じました。
「テューバはオーケストラで演奏する時は後ろ側にいて実際に演奏するのは5分位なので今日は3年分程演奏することになります」というお話しは観客を和ませる為かと思いますが、とても興味深く笑いを誘っていました。
客層は年配の方が多かったようですが、10~20代のお若い方やお仕事帰りであろう方そして制服姿の中高生の団体さんも来場していました。
音楽がもっと身近になるよう、気軽に親しんで欲しいという思いが詰まった出会いの場であるというサロンコンサートが今後も永く続いて行くのを楽しみにしています。

(60代女性モニター)
「サロンコンサートVol.159 次田心平 テューバ・リサイタル」の詳細は、こちらのページをご覧ください。
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