2025年度ルネ鑑賞モニターレポート⑧「ルネこだいら1hourコンサート 福間洸太朗 ピアノ・リサイタル 第2夜」

2025年10月12日(日)「ルネこだいら1hourコンサート 福間洸太朗 ピアノ・リサイタル 第2夜」に寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。

今回のM列4番はピアニストの手元までよく見える良い席でした。
大ホールが満席になっている様子から、おそらく実力者であろう福間氏のことは、お名前を聞いたことはあっても、実際に生演奏を聴かせてもらうのは初めてでした。3回シリーズの2回目ということもあり、3回連続で楽しんでいらっしゃる方とは少々温度差があるかとは思いますが、逆に新鮮な気持ちで聴かせてもらえることと思いました。
10分前、5分前、直前と3回に亘り注意事項のアナウンスがあり、とても丁寧な対応で良いと思いました。携帯電話、スマートフォンの電源を切ってくださいというマークを掲げた方も歩いていましたが、呼びかけの声が小さく気づきにくいかもしれません。しかし、アナウンスだけでなく、視覚にも訴える周知の方法は徹底していて良いと感じました。
福間氏の曲の解説は言葉を選びながら丁寧に話されている印象でした。幼い頃から「ショパンが好きだった」というエピソードにショパンに掛ける熱い思いが伝わりました。ボレロのリズムが母国のポロネーズのリズムとのドッキングで作られているという話は興味がそそられました。ボレロは力強くとても良いものでした。あまりにもラヴェルのボレロが有名なので、違いも堪能できました。中3の時に出た海外のコンクールで弾いた「スケルツォ」のエピソードも楽しいものでした。こんな超絶技巧の曲を中3で弾いていたのには驚きました。英雄ポロネーズを小1で弾きたくて小5くらいで弾けるようになった話には、小さい頃から努力家でもあったのかと感じました。
1時間の演奏中、咳込む方、着信音、席を立つ方もなく充実した時間でした。本格的なクラシックを聴くには1時間が程よいと感じました。まさかのアンコールが2曲もありお人柄の良さがうかがえました。2曲目は私の好きな曲だったのでお得感がいっぱいでした。シリーズ3回目に「残席がわずかにあります」という呼びかけも愛嬌があり好感が持てました。


(60代女性モニター)

「ルネこだいら1hourコンサート 福間洸太朗 ピアノ・リサイタル 第2夜」の詳細は、こちらのページをご覧ください。
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