2025年度ルネ鑑賞モニターレポート⑨「フレッシュ名曲コンサート 東京交響楽団「展覧会の絵」」

2025年11月30日(日)「フレッシュ名曲コンサート 東京交響楽団「展覧会の絵」に寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。

今回も非常に満足度の高いものでした。
序盤「古風なメヌエット」は出口大地さんの緩急・強弱のハッキリした指揮のもと東京交響楽団さんの重厚な旋律の重なりによって宮廷舞曲らしい華やかさと格調の高さが表現され、自然と気持ちが高ぶります。
続く「亡き王女のためのパヴァーヌ」はしっとりと心に染み入る物悲しくも美しい旋律。ラヴェルといえば「ボレロ」とこの曲だと思います。静かにゆっくりと耳と心にしみこんでくる美しい曲がじわじわと涙腺を刺激しながらも温かな想いに満たされていくのを感じました。
前半2曲でしっかり感情を揺さぶられたところに、「ピアノ協奏曲 ト長調」で角野未来さんのピアノの超絶技巧が際立ちます。
第一楽章から第三楽章までじっくり堪能したあとに角野さんへのアンコールが大盛況で、人気のほどがうかがえました。お若いながらもとても聴きごたえのある素晴らしいピアノの旋律。確かな技術に裏打ちされた表現力。これからの活躍がとても楽しみなピアニストさんですね。
そして後半のムソルグスキー「展覧会の絵」は、今回初めて全10曲を聴くことができ、感無量。絵画の印象と、それらの絵画を見て回る際の様子も曲として作り上げるという非常にユニークな構成で、作曲したムソルグスキーと編曲したラヴェルの偉大な才能に驚くばかりです。最後の「キーウの大門」のエンディングへの登り詰め方がとにかく圧巻でした。まるで寄せては返す大波がどんどん大きなうねりとなって聴衆に打ちかけてくるような…重厚かつ荘厳な結び方がすばらしかったです。出口大地さんの指揮がまるで曲そのもののように、大変力強く印象的でした。
とにかく全編通して非常に見ごたえ聴きごたえのあるコンサート。音楽は素晴らしい。クラシック音楽は人類の誇る財産だと改めて感じた公演でした。


(50代女性モニター)


1.コンサートについて
生まれて初めての最前列の席でした。全体を見渡すことはできませんでしたが、バイオリン奏者の指使い、弓の動き、指揮者が全身を使ってオーケストラをリードする姿、指揮者と演奏者の絶妙な間合いとアイコンタクト、そして角野未来さんの美しい演奏を目の当たりにし感動の連続でした。
ラヴェルの名は9月の角野未来さんのランチタイムコンサートで初めて知りましたが、今回の「亡き王女のためのパヴァーヌ」と「展覧会の絵」はよく耳にする曲で、曲名と作曲者がわかり心の中で納得しました。曲の背景もプログラムで知ることができました。上記2曲はそれぞれ絵画からインスピレーションを受け作られたとのことで、「亡き王女のためのパヴァーヌ」はベラスケス作の幼い王女マルガリータの姿を思い浮かべながら聴きました。
コンサートの前には弦楽器と触れ合うコーナーがあり、敷居が高く感じられるクラシックが身近に感じられるよい機会だと思いました。コンサート後、出口に毎回アンコール曲名の掲示があり来場者にとってとても助かります。来てよかったと思えるコンサートでした。
2.運営について
今回も何度も携帯電話の電源をきるようアナウンスがありましたが、残念ながら着信音が聞こえました。対策に悩むところだと思いました。


(60代女性モニター)

「フレッシュ名曲コンサート 東京交響楽団「展覧会の絵」の詳細は、こちらのページをご覧ください。
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